100円の2割引きは? 大人には簡単でも・・・
5年生の算数で習う「割合」は「時間」とともに小学校の算数の最大の山場です。中学入試でも「割合」と「時間」を制すれば合格に大きく前進しますし、中学校の「数学」にもつながります。
「100円の2割引き」を初めは20円と答えてしまう生徒がかなりいます。
私たち大人にとっては、スーパーの割引シールでおなじみの計算ですから、
小学校で算数が苦手だった方でも、長年の生活経験からすぐに計算できますし、
これが「5400円の30%引き」になっても10%が540円だから・・という具合に
1割(10%)を一ケタ「0」を落として概算することもできます。
でも、生活経験の少ない小学生にとっては「2割引き」「30%引き」という概念はなかなかピンときません。
同じようなことは、「速さ」の問題で時速40キロといわれてもどれくらいのスピードなのか、
「単位」の問題で2Lや500mLといわれてもどれくらいの量なのか・・・
ピンとこないまま教室で過ごしている生徒は大勢います。
算数は具体的に感覚がつかめるだけで随分違ってきます。
子どものころ算数ができなくても、大人になれば「2割引き」も「時速40キロ」も大きなペットボトルが「2L」で
あることもわかるように。
夏休み、一緒にスーパーに買い物に行って「このお寿司2割引きになってるよ」「じゃあ、安くなった2割分は○○ちゃんのお小遣いにしようかな」
なんで会話も楽しいかも(?)ですね。
2023年07月10日 00:00